小手先

人生

最近、何かにつけ器用で上手で賢い人が多いと感じていて、
そんなことを言っている自分はどうなんだと振り返ってみたりもする。
慣れてしまった仕事に対する、小手先であしらう感を自分の中に見つけたり。
昔は、良くも悪くもドキドキやワクワクしながら仕事をしていた。
心労もありはしたけ出れど、勇気を出してするような仕事は減ってきた気がする。
足元救われないように、初心を思い出さないといけないな、と思っている。

小手先で行われた仕事は、なんとなくつまらない感じが伝わる気がしている。
どうしてだろう、ベテラン感ともいうか無難な感じとでもいうか。
初々しさがないのかもしれない。
ちょっとくらいヘンテコなところがまぎれていると、
冒険心がありちょっと楽しく感じるのは私だけだろうか。

冒険もせずにとりあえず、きちんとやり遂げる仕事も、
求められる。
特に建築は、安全上、防火上、衛生上、支障があってはいけない。
そこを抑えつつ、冒険(通常じゃないこと)をするためにはコストがかかってくる。
それを納得してもらうだけの説得力が必要になる。
そこが、自分には欠けていると感じている。

「小手先」という言葉はちょっとだけ、ネガティブな言葉だと思う。
でも、日本の社会では失敗や冒険はあまり好まれないようでもあり、
それなら「小手先」は、もっとポジティブな言葉として扱われてもいいのでは?
とも思うのだけど、そこも日本文化では、
気持ちのこもっていない仕事として扱われるのだろう。

スキルのある人間が、没頭した仕事に価値があるのだろう。
冒険を少しはらませたり?
納得いただけるようなスキルを身に着けなさい!ということかな。
肝に銘じよう。


そんなこと、考えている時点で小手先な感がするのだけど(笑)
もっと、魂で仕事しよ(笑)

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