何もしないで待つ人

人生

何もしない時間に、何もしない。最近はそんな何でもないことも難しい。
時間があればついつい何かせずにいられない。「みんなどんな休日すごしてるかな?」と携帯に手が伸びる。携帯じゃなくても、本を読んだりしてしまう。

少し前のドラマか映画で「その人は何もせずに私を待っていた」という場面があった。
なんて素敵なんだろう!と思ったのを思い出した。渡辺大知さんだったんだけど、他の場面やタイトルがどうしても思い出せない。
黒猫チェルシーや、「色即ぜねれいしょん」の時から、気になる人でもあるけど。そんな色眼鏡抜きにしても、その場面がとても好きだった。
好きな人を待つとか、こんななんでもないことがきっと大切な時間なんだよね~と。感じている。
それをわかって、味わえる人はきっと思慮深くて「いいな~」と思った。
何を考えながら待っているかはわからないけど(笑)

映画「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」は、今、この時間の愛おしさを表現した、いい映画だと思う。そのことを人に言うと「自分にはわからない、時間を戻れるってずるいよね」とおっしゃってた。見る人にとってはそう感じるんだな~と。人の認識の違いって面白い。と思いつつ、ちょっと寂しく思えた。


自分の時間を自分の効率だけで生きる。大切なことだと思う。でも、誰かのためにその人を思って使う時間もきっと幸せだろう。
誰かが私のために非効率な時間を使ってもらえていたらとっても嬉しい。
きっと、多くの人が私のために時間を費やしているんだとも思う。それはただの仕事としてそうしているのかもしれないのだけど、その人の大切な時間を費やしているのだから。
世の中、そうして成り立っている。
お金がなくても、人の為に使うことができる大切なもの。
なので、できれば無駄遣いしたくない、と思うのだけど、なかなか、ね(笑)

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