新しい環境を希望の方へ

大村湾に佇む邦久庵の台所
大村湾に佇む邦久庵の台所

たまには、専門的なことも書こうかと思う。
住むとこかえたいんだけど何からしたらいいかわからない。
という言葉を聞くので、一般的な流れを簡単に。

〇まずは、家族でよく話し合うこと!

一番大切なこと、「コンセプト」を決めること。
そもそも、新しい住環境が欲しいと思ったのはなぜなのか?
自分たちのライフスタイルに合った未来は何なのか?
ご家族で話し合われるいい機会になることだろう。
子供はいつごろ、何人希望しているのか?
教育に対する考え方は?
働き方や、もしもの時(働けなくなった時)の対処法はどう考えているのか?
などなど、

思い描いた未来が実現するとはかぎらないけれど、
「キチンと話し合える関係」が家族の将来にわたって大切こと。
が、しかし、家族の関係性ほど難しいものはない。
わかってる。私も苦戦してきたし(笑)
わかってるけど、大切。としか言えないから仕方ない(笑)

〇金銭的な身の回りを整える

今は低金利の時代。
貯めても増えないし低金利のうちに、もろもろ含めて借りちゃおう!
という考えの方も多くいる昨今。
もし借りるのであれば、金銭的な身の回りを整える必要がある。
信用できない人に世の中(金融関係)は厳しい!
信用貯金が大切なのだ。信用の積み重ねを常日頃心掛けることは大切。
なんだか建物と関係ないようだけど(笑)
「信頼」じゃなくてあくまで「信用」で数字の問題のこと。
簡単にいうと、うっかり「払い忘れた!」をなくしましょう!ということも含まれる。
金融業界の横のつながりをあなどるなかれ。
何度も仮審査をお願いするのも、信用の低下につながるとも聞く。
日頃から自制ができていて、ある程度の貯蓄額があれば信用もされるはず。
勤続年数が短かったり自営業だったりすると、安定していない人として厳しくジャッジされる。
建物以外にも結構お金がかかるものだし、
現金を持たずして建てようとすると、何かと不都合が出てくるので、ご注意を。

〇お金を用意しつつ、情報を収集する。
お金に関しての情報としては、ローンの種類や自分たちのライフスタイルに応じた出費、
税金の優遇や補助金についてなどのほか、自分たちが実現したい未来像の相場など。
変化の激しい今なので、ちょっと前の情報はあてにならない。
現に、建築業界の物価は昨年よりグン!っと上がっている。
お金のこと以外にも、不動産情報、建物に関しての情報。

ここでも、ときおり「コンセプト」に立ち返ることが大切だと考える。
そこを忘れると、業界に踊らされるので(笑)

〇じゃ、自分たちはどの選択肢で進んでいくのか決める。

住む場所はどこにするのか?
中古の一戸建てやマンションを購入して改築改修するのもよし。
マンションの購入にするのもよし。
建売一戸建てを安く手に入れるのもよし。
あるいは、新築の一戸建てを建てを自分好みで建てようか?
依頼先は?知り合いの大工さんにお願いするのか。
地元の人気のある工務店にするのか。
大手ハウスメーカーにするのか。
そして、そして、設計事務所に依頼するのか。

設計事務所に依頼するメリットは?というと、
トータルで考えてくれること。
不動産や建てる側と一歩離れているので、公平な目で見れること。かな~と。

「コンセプト」のもと、方針が決まったら、いろんな会社、設計事務所と会うようにする。
視野を広めに、フィーリングが合うところを選ぶといいと思う。
また、そこで建てた人の感想が聞けるとなおいい。(なかなか難しいとはおもうが)
営業担当が工事まで担当することはあまりない。
小さな工務店ならばそれも可能だろうけど、実際施工するのは多くの職人さん。
実際に建てた人の感想が、一番たしかだと思う。

本業のブログで、それぞれ長々と書いているので気になる人はそちらも見てほしい。

お金の話

住環境を変えたいと思ったら

敷地から読みとくべし!

設計料は高くて余分な出費?



最近の若い方は、情報収集も上手でロジカルに考えられる方が多いと感じている。
でも、建築に関しては経験がものをいうとも思っている。
言い訳かもしれないが、100%の完成品は望まないほうがいい。
100%を望むのであれば、100%と思う完成品を購入するのが手っ取り早いかも。

万人うけする無難なつくりは、結局、公団やアパートのようなところにおちついてしまう。
完璧な計画!と思っていても、くらしてみると少しの不都合が出てくるもの。
言い訳みたいだけど。
なので、まだまだ勉強の日々が続く。


住宅設計は、しんどい。
だから、やりがいもあってやめられないんだけど。

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