人の価値

人生

身内に障害者が多かった。
男性は耳が聞こえない人が、女性は知的障害のある人多かった。
戦時中、祖母は夫を亡くし父を含めた幼子3人連れて行き場をなくしたすえに、農業を営む祖父と再婚した。祖父は健常者だったが、祖父の兄弟はどういうわけか障害を持つものばかりだったのだ。
なので、私の周りには障害のある人が多くいた。

障害のある大叔父たちは厳しい人もいれば、優しい人もいた。(私にとってだけど)
耳が聞こえないから、話すこともままならないのに、私を膝の上にのせて一生懸命本を読んでくれる大叔父もいた。今でもその優しさが身に染みる。
その人なりの愛し方、生き方があるのが当たり前。
それが不器用で伝わりにくくても、伝わるものがある。

人には心の不器用と、身体的不器用とがあると思う。身体的不器用は、周りから認知されやすく助けも求めやすいと感じる。乗り越える努力も目に見える。心の不器用は、なかなかわからないし、何に苦しんでいるのか?どうしたら乗り越えられるのか?答えもはっきりしていない。

だけど乗り越えたものの方が、何十倍にも伝わるような気がしている。
薄っぺらなら、批判などどうでもいい。乗り越えるものにしかわからないことだと思う。
じゃ、私は乗り越えられているのか?なにを?疑問だけど(笑)
何を頑張ればいいのか、考えるところから頑張ろう!(笑)

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