コロ

コロ。
子供のころうちにいたアイヌ犬。小さくて勝気な犬だった。
アイヌ犬といえばソフトバンクのCMで登場するお父さん役で有名になった。
もともと狩猟犬。賢くて気が利くはずの犬なのだが、コロはなかなか人に懐かなかった。
私は動物が好きだったし、たま～に餌をもっていったり、散歩につれて行ったりしていたからか、仲はよかった。
人になつかないものだから、多くの問題行動があった。（人から見てだけど）
きっと賢くもあったんだろうと思う。父はたまに狩猟をしていて、ついて行って手伝っていたのかも。記憶にあまりないけれど。しかし、投げた棒を走って取りに行っては、戻ってくる遊びは大好きで、父とよく遊んでいた。
そんなコロだけど、祖父に二度も噛みつき、祖父は大怪我そしてしまった。そのため人の手によって殺された。保健所の人に毒団子を飲まされた。今でも遠くで「キャーン」という鳴き声を覚えている。

犬は家畜より前から人と共に生きていた。
人と共に生活することで生存競争に勝ち抜いてきて、それを生きる術としたのだろう。
狼も元々群れで生きる。なので犬には社会性が必要で、それがないと群れから離れ一人で生きる。厳しい道が待っている。人と共にいることが大好きな犬。個体差はあれど、多くの犬は社会の中で暮らしているのだ。自由があるのは一見いいように見えるが、厳しさもはらんでいる。
躾されていない犬は、社会に適合できない分厳しい世界に住んでいると思う。家庭内で完結する暮らしならそれでいいが、外に出ることもある。外から人が来ることもある。多くの人に愛される犬の方が幸せだろうな、と私は思う。

人間も社会性の中で暮らすという点では同じ。個人の時代になっているけど、それゆえに多くのコミュニティーに関わる必要も出てきている気がする。生きていくために一つのコミュニティーで落ち着いていられない。自由に選択できる分、己で生きる術を模索しないといけない。逆にコミュ障には厳しい時代なのかもしれな。

私はいつもとても犬に吠えられる(笑)嫌いじゃないのに、警戒されるみたいだ。
犬に吠えられる人は犬的な人、猫的な人は犬に好かれるのだとか。こないだNY在中のセレブが言っているのをYouTubeで見た(笑)。猫にはよく話しかけられるので、私の中身は犬なのだろうか。
個人の時代だから、猫のように一人で生きていける術も必要なのかも。一人が好きなのでOKなのだけど。

ちなみに動物占いはコアラです。