常日頃、場所の持つ力について考えている。意味のある「場」を作らねば!と思っていて、
それは、建物だあっても建物ではなくても良く。誰にでも公表に開かれている場であってほしいとも思っているのだが、なかなか そのような機会に恵まれずに今に至る。
そこがどんな「場」か?老若男女問わずついつい足を向けたくなる場所で、そこに行くと心地よく、ホッとできるような場所であってほしい。と。
「場」のもつ歴史性
建築的にも「場」現に持っている歴史は重要だ。
何より地盤を知るためにも、土地の歴史を探ることは重要だ。
最近は国土地理院やグーグルなどで過去にさかのぼることができるので便利である。
昔から建物があった場所は比較的安心だ。昔の人は良く分かっているな~と思う。
災害の観点からも、地形の持つ意味を考える必要がある。
ついつい忘れがちな、過去の災害の歴史も知っておきたい。
歴史による意味の発生も重要で、過去から続く物語(歴史)は人々の心に浸透しやすい。
(良くも悪くもだ。)歴史にはデザインに意味づけをする意味もある。周辺環境や先代たちへの敬意も大切にしたい。
環境
日当たりはいいのか、風通しはいいのか、通りに面しているか、インフラは整っているのか?高低差による危険はないか?etc
経済性を考えると、人の流れや交通の便、生活のしやすさなどが「場」の持つ力になってくる。
そこに、プラスアルファ―として、人の五感に訴えかける快適性も重要で、建築家はここに注力すべきなのではないかと考えている。商いも大切だけれど人を幸せにする場を提供したい。
利用価値
夢ばかり語っていても収支がバランスがよくないと幸せにはなれない。資本主義社会に暮らすさが。
コストと収益を念頭に置いて夢をかなえるにはどうしたらよいのか。
公平に開かれた人を幸せするために、その「場」はどのように利用されるのか。
「場」が先導して人を幸せに導いていけたらいいのだけれど。
アフォーダンスという言葉を良く見聞きするようになった。
人はいろんな物や人から影響を受けていて、それらのものに導き動かされている。
その知識を悪用(?)する人もいるが、良い使い方も多様にあると信じている。
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