「小さい家」はネガティブなのかな?

2階建てを平屋に改修
2階建てを平屋に改修

たまにはきちんと建物のことも書こうと思う。

「小さい家」というと言葉、私は全然ネガティブな言葉と感じていなかったのだけれど、先日指摘を受けて、人はネガティブにとらえることに少しだけおどろいた。
私の中で「小さな家」は絵本「ちいさいおうち」に出てくる、大切に守られる愛すべき家というイメージ。はたまた、大草原の小さな家に出てくる、これまた愛ある家だからだと思う。

別の人に確認したら「確かに狭苦しいイメージがあるかも」との答えだったので、そっか~ネガティブなイメージなんだと確認。
しかし、最近は小さい家に注目が集まっている気がする。
中村弘文さんは小屋をたくさん建てているし、コンテナハウスやトレーラーハウスも人気がある。
「身の丈に合った家」が好まれているのかもしれない。それこそ物理的な身の丈に。

フランクロイドライトの設計による明日館を訪れた際、意外とこじんまりとしていると感じた。
日本人の体格を思ってのことかと思ったが、きけば、あの有名な落水荘も意外とこじんまりしていて、それが心地いいのだとか。確かに、明日館も心地いい。なんともいえないフィット感(笑)
それでいて広々している。無駄に広々しているわけじゃない、広さ。
上手に言葉にできないのだけれど。
東京の目白あたりにあり、喫茶店も併設していて気軽に立ち寄れる。ぜひ体験してほしい。

よく子ど部屋についても反対を受ける。
子供は巣立つもの。ならばいっそ寝るだけ、収納するだけでいいのでは?と
がしかしご納得いただけず、結局4畳半から6帖の洋室となる。
帰ってきたときに泊まる部屋としてとっておきたい。
いなくなったら、私が使いうので大丈夫。とおっしゃる。
納戸部屋とならないことを願うばかりだ。
収納がありすぎて、どこに何が保管されているのかもわからなくなる。
キャパオーバーになるとどうしてもそうなってしまう。
広い家を維持管理するのに、労力もお金もかかる。

よく坪単価うん十万!という広告を見かけると思う。
簡単に見積もったり、建物のランクを評価するのに便利なので私もついつい聞いてみたりする。
何が言いたいかというと、一坪減ればうん十万建築費が減らせるということ。
この先、いずれ二人暮らしになり、そしてもしかすると一人暮らしになるかもしれない。
そこまで大きなおうちが必要なのか冷静に考えていただきたいと常々思うのでした。

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