スマホのロック解除機能にこの表示が出ると少し苛立ちを覚える(笑)
「老けたといいたいの?」とひがんでみたりして。
しかし、直後に「これが現実なのか」と反省したりもする。
太ったのか、むくんでいるのか、年老いたのか。
そこに弱みがあるから人は「ひがむ」もので、自分もそこを気にしているのだと改めて思う(笑)
普段、一人、事務所での孤独な作業をしている。
頭の中はとても忙しくしているのだけど、体を動かすこともなく、誰とも口をきかず。
時間と戦っていたりもする。
そんな時、顔が一致しないと言われて、ちょっとだけイラっとする。
誰しも負の感情を持ち合わしているもの。
どんな聖人君子であろうとも。多少の心の揺らぎはあるものだろう。
それがない人など、もはや人ではなくて「神」だと思う。
純粋で真っすぐに負の感情がない人は、弱い人の気持ちもわからなくて、
それはそれでやっかいなんだとも思う。
それでも、今までの人生で素晴らしいな~と思った人はいた。
病院に勤めているときに、赴任してきた内科医の男性。
きっとその先生は30代前半だったのだろうと思う。私も二十歳そこそこだった。
お医者さんは個性豊かな方が多い。頭がいいからか常識にあまりとらわれないのかもしれない。
看護師やスタッフを下に見ているのか?あまりコミュニケーションをとることもなかった。
でもその先生は、誰に対してもとても優しくて看護師たちの間でも話題になっていた。
結婚したてで幸せだったせいもあるのかもしれない。
その先生の言葉で印象に残っているものがある。
看護師さんから「先生、夫婦喧嘩とかしないんですか?」と聞かれ、
「しないよ、だってけんかしている時間がもったいないでしょ?
そんな時間があるんだったら、二人でいっぱい会話したいと思う。」との答えだった。
すごい!って思った。奥さんはなんて幸せなんだろう!と。
きっと看護師さんの質問には少しの妬み、羨み、など負の感情をはらんでいたと思う。
その質問を、あっさりとキラキラした汚れない回答で跳ね返したように見えた(笑)
あ~、あの先生は今どうしているのだろう。
いまでも、同じ答えが聞けるだろうか。
おなじように、いや、もっとピカピカな答えが聞きたいな、と。(笑)
私にも、負の感情が沸く。ふつふつと沸いてしまったりするのだけど、
もう、それはどうすることもできない(笑)。
この年になると客観視もできて、あー私うらやましいんだな~。どこがうらやましいんだろう。
と観察するようにつとめている。
それでも「今の自分、言葉に毒をもってしまうな」と感じたり。
感情と裏腹にちょっとごまかした表現で逃げて、ちょっとだけ、うっかり匂わせて伝えたり(笑)
我ながらいやらしい。そんなことしたって、なんとなく伝わっちゃうのに。
若いころは、そんなオブラートも使えずに毒をストレートにぶつけていたように思う。
多くの方々に誤りたい(笑)
ごく一般的な多くの人間は、きっとそんな負の感情と共存している。それはもう仕方ない。
その矛先が自分だとしても、きっとその人も自分と同じ人間だから。
スマホに「顔が一致しない」と言われイラっときたら、思い出そう!
負の感情に支配されているかも!
はい!リセット、リセット!
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