生き急ぐ

八女の古墳より出土した人 人生
八女の古墳より出土した人

自分の周りの成功者は、生き急いでいる人が多い。
自分の掲げている目標が遠くにあることを知っていて、
その目標に対して問題を分解していく。
すると、どうしても時間が足りない!
ということなんだと思う。
がしかし、年を追うとどうにも無理がきかない。
体力も、作業処理の能力もどうしても落ちてきてしまう。
なので若いうちから、是非とも生きいそいでほしい。
と老婆心ながら思う。

若いころ、病院に勤めていた。
ある程度裕福で、おしゃれなご老人から同じような言葉をいただいた。
「無理できるの若いうちなんだから今のうちに無理しなさい!」
親や祖父母からいつも「無理するな」と言われていたので、その言葉は新鮮だったし、今思えば正しかったんだろうなと思う。
でも、無理の仕方を間違えた(笑)
朝まで友人と飲んで次の日仕事をすることは、正しい無理の仕方じゃなかった。
突然のドライブでそのまま遠くまで行ってしまうことも正しい無理の仕方じゃなかった。
ただただ、好奇心に駆られていろんな(たまに危ない)店に顔を出すことも違った。
それはそれで、青春を謳歌した自負はあるけど。
ただただ、目的のない無理には意味がない。ただの快楽だった。バブリーだった(笑)
その老人に「無理のしかた」をたずねるべきだったと、30年後に思う。

/今の若い方々はとても賢く理性的でスマートで、自分から見て尊敬に値する。
バブリー世代とは大違いだ(笑)
賢いが故、無駄なく生きてい行けるようにきちんと考えられているように思う。
しかし、人生、いろんな山と谷が待ち受けている。
そのうち「無理をすべき時」が現れる(かもしれない)。
人生の真価を問われる時(なのかもしれない)。
谷の時にどう振舞うかで進むべき方向が大きく変わってくるような気がする。
もちろん、無理した割に結果が出ないときもたくさんあるし、
無理の仕方が違っていることもあるんだと思う。
そこを見極められる心の目を培う訓練を、若いうちにすべきなんだろうな。/

逆に簡単にネット検索出来てしまう今。
生き方と入力すると「生き方がわからない」ってのが出てくる。
検索する人多いんだろう。
自由であるが故の悩みは根深いと感じた。
私世代のようなどん欲に生きてきた大人は、
じゃ、これを商売にできないかな?スピリチュアルな団体でも立ち上げちゃおう!
ってなると思う。
なので、お気をつけください(笑)
ネットや身近な人に頼るだけでなく、多くの人の生き方に触れることが大切!
そして、キチンと自分の心と体で感じて考え結論を出すこと。
なまけて、人の言いなりになるのではなく。

これからの未来は、今までとは違う。
年上の助言はそこそこに、
自分で自分の道を考えられる人になることが大切と、
年上の助言として言っておこうかな。これもそこそこにしてね。

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